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肩書き

肩書きは、問題が起きたとき責任を取るためにある。

朝のニュースで「船場吉兆」という、高級料亭の取締役が取材間際に裏口から逃げた。と放映されました。

パート社員が、食品偽装は取締役に指示されてやった。と言ったそうです。取締役はそれに反論していました。そして、取材間際に逃走です。

こいつは、馬鹿です。
取締役の高い給与は、問題が起きたときに「責任を取る」ためです。
自分が指示したかどうかは関係ありません。
取締役の立場として早くこの問題を解決し、会社を守ることが取締役の仕事です。
たとえ自分が指示していなくても「私が指示しました。もうしわけありません」と言って、早くこの問題を解決します。
店長手当や、役員の給与が高いのは、責任手当てなのです。
肩書きも「責任とるための肩書き」なのです。

先日オートベル看板が「公取」から問題を指摘されました。
私は「申し訳ありません。即対処します。」と答えました。
言い訳などしません。
おかげで、大きな問題にもならず2日で解決しました。

組織の肩書きは「責任をかぶる」ためにあるのです。
自分がやったかどうかは問題外です。

責任を取るから責任者なのです。
最近のニュースを見ていて、こんなことも分からない「馬鹿」な責任者が多いのには驚きます。

一言です。
「すべて、私の責任です。部下はまったく関係ありません。申し訳ありませんでした。」これで終わりです。

本当のことは、自分と神様だけが知っています。
「自分を正当化」しても得しません。
部下の行動はすべて上司の責任です。
部下がやったことに対して、部下が勝手にやったことです。ということは、自分は管理職として無能だと公言しているようなものです。

仕事は優秀かもしれませんが、人を動かす責任能力は低いですね。

「責任は俺が取る。思いっきりやれ。」
これが責任者です。そのための肩書きです。


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