立場の心得
上司の立場、部下を活かして使う。
部下の立場、いやな上司の後姿を拝む。
私が、部下を持ったときに、実行してきたことは、活かして使うことです。
たとえば、包装紙でも丸めてしまえば、しわくちゃになってごみです。
私が小さいころ、トイレの紙は新聞紙か包装紙を、よくもんで使いました。
しかし、きれいにはがして使えば、喜ばれるプレゼントの包装紙です。
便所の紙にするか、プレゼントの紙にするか、使い方しだいです。
人間も同じように、よいところを引き出して、活かして使うか、悪いところをいじりすぎて腐らせるか、使うほうに問題があると思います。上司の言葉は、部下の運命を左右しますので、気をつけたいものです。
部下の立場で気をつけたことは「いやな上司」の存在です。
私は20以上の職を転転しました。
いやな上司がいるたびに会社を辞めました。
次の会社に行くと、またいやな上司がいます。
世の中、いやな上司がたくさんいるものだと思いました。
転職するたびに「スタート」からやり直しです。
あるとき、いやな上司ではなく「自分がいやな上司を作り出す」ということを教えてもらいました。
いやな上司は、自分を成長させてくれる恩人。とも教えてもらいました。
自分にとっていやな上司がいたら、「後姿を拝む」ことを教わりました。
はじめは、なかなか実践できませんが、思い切って「後姿を拝む」ことを実践しました。
すると、自分の心が、いやな上司に「半歩前」に近づいたことが感じました。
自分が相手の懐に入ることを感じたのです。
そこで奇跡が起きました。いやな上司がいきなり「見方」になったのです。
自分が、いやだと思っているうちに、だんだん気が重くなってきます。
自分の心を開いた瞬間に解決することができたのです。
自分が変われば、相手も変わる。いやな上司の原因は自分の心にあることに気づいたのです。
コメント
私も以前嫌な上司に出会ったことがあります。しかし、仕事を習得すればするほどに、自分自身にも心に余裕が生まれ、いつしか嫌な上司から良い上司に変わっていきました。
自分が変われば、相手も変わる。本当に、その通りだと思います。
投稿者: 五十右 裕哉 | 2006年02月04日 11:28