人間の本質
店舗の前を掃除していると、そばから吸殻を捨てる人がいます。
掃除をしていて、一番腹が立ちます。しかし、それは間違いです。
掃除をしてやっている、との気持ちでいると腹が立ちます。
捨てる人がいるからこそ掃除が出来るのであって、捨てる人に感謝する心が大切です。
私が掃除するので、もっと捨ててください。ぐらいの大きな心を作ります。
これがオートベルの目指す人格形成です。
温泉の大浴場で、私は自分がはいてきたスリッパや、脱ぎ散らかしてあるスリッパを出舟に揃えます。
風呂を出るときに、私が揃えた出舟のスリッパがそのまま置いてあったことはほとんどありません。
ほとんどの人は、帰りに揃えてあるスリッパを履いていきます。
それでもいいのです。些細なことで人に喜んでもらえれば。これが人格です。
以前、事務所机は共有でした。
私は自分が使った机を、いつもぴかぴかに磨きます。すると、次に座る人が、ほかの机が空いているのに、一番きれいな私が磨いたの机から座って仕事を始めます。
人間の本質はきれいなところや、明るいところに集まる習性があります。
集客するにはこの習性を利用して、店を磨きます。
人間の本質をよく観察して、人間の習性を理解することで、自分以外の人を思い通りになるのです。
コメント
「十人十色」という言葉があります。人間は性格こそ様々ですが、人間誰しもが持っている本能的な部分、それが本質であると思います。自分がされて嫌なことは相手にもしてはいけない、と言うことは基本なのでしょうが、「ゴミならばどうぞ捨てて下さい」と逆手に取ることで、相手は影響されるのだと思います。
投稿者: 佐野恭平 | 2006年01月17日 01:53
私は今まで目の前でゴミを捨てられると腹を立てていました。この話を聞き「捨ててください」ぐらいの大きな心を作りたいと感じました。そして物を使うときも使う前よりもキレイすることを心がけていきます。
投稿者: 山内 明 | 2006年01月16日 14:19